この商品に本当に価値があるのか、価値がないのかを正しく評価する。
目の前の出来事が危険なことか、そうでないのかを正確に判断する。
その人が本当に凄い人なのか、実は凄い人ではないのかを正確に評価する。
人は「物事の真の価値」を評価するのが苦手です。
世の中で販売されている商品には、値札(価格)がついていて、それが価値の基準になっています。(が、価値のないものに高い価格がついていたり、価値のあるものに安い価格がついていることもあります)
また、価格が付いていないものにについては、他人の評価(レビューなど)に頼ることで、その価値を測ろうとします。
これらはいずれも、「自分が決めた絶対的な基準による評価」ではなく、「他人が決めた相対的な基準による評価」です。
裏付けがあると、正確な価値を図りやすくなります。
例えば、この人材を雇えば会社に毎年600万円の利益をもたらしてくれると想定できるから、この人を年収500万円で雇う価値は十分ある。というような感じです。
危険度で言うと、高層ビルの屋上から飛び降りたら、どうなるかは明らかなので、これは危険な行為だとわかります。
しかし世の中には、評価するのが難しい物事がたくさんあります。
評価するのが難しい理由は、単に自分の知識が及ばない分野だということかもしれませんし、微妙なラインであるために評価が難しいのかもしれませんし、元から判断するのが難しい物事なのかもしれません。
ここで覚えておきたいのは、人は「自分の絶対的な評価基準」を持たない時、「他人の評価」に頼ってしまいやすく、他人の評価というのは大抵「相対的に下された評価」であることが多いということです。
※相対的に下された評価 = 他人の評価もまた、別の他人の評価を元に作られているということ
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